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ハッカー文化とライフハック その10(最終回) [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

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踏み台
 放置されたセキュリティホールのために、不正アクセスなどの手法によって攻撃用プログラムをシステム内に組み込まれたコンピュータである。利用されるセキュリティホールは、往々にして既知のものが利用されている。これらセキュリティホールの放置されているコンピュータの多くは、管理者の怠慢や、技術知識が不足しているために適切な設定が為されていないケースが大半を占める。
これら踏み台と呼ばれるリモートコントロールされたコンピュータは、古くは攻撃用のプログラムコードを組み込まれたコンピュータで、いわゆる不正アクセスによってシステムを改竄されたものが利用されていたが、2000年頃からは、トロイの木馬に代表されるコンピュータウイルス等に汚染されたパーソナルコンピュータや、各種マルウェアに汚染された家庭内や企業内のパソコンが悪用されるケースが増加する傾向が見られる。
特にパソコンを利用した踏み台は、一台当たりの計算・通信能力は低いが、膨大な数が利用される事から、従来のサーバーを利用したDDoS攻撃よりも甚大な被害を発生させやすい。有名なものとして2002年2月に米国のYahoo!がこの攻撃を受け、アクセス不能になるという被害を受けている。また特に大規模な感染事件を引き起こすコンピュータウイルスのなかには、当初よりDDoS攻撃を意図して設計されたと推察されるものも見られ、2002年頃から活動が確認されているコンピュータウイルスによって形成された攻撃用パソコンネットワークにより、企業脅迫事件の発生が危惧されている。2004年前後には、ブックメーカー(公的な賭けを取りまとめている企業・団体等)のサイトが攻撃をうけ業務を妨害され、脅迫された事件や、英国の大学生が学費の捻出に一案を講じて莫大な利益を生んだMillion Dollar Home Pageが脅迫を受けたケースも報じられている。
1990年代以降パソコンが急速に普及したことにより、OS上のセキュリティホールをアップデートプログラムできちんと修正していないパソコンの数が増大し、コンピュータウイルスの温床と化している。2000年代初頭には、海賊版OSが流通していた関係から、アジア諸国において正式なユーザーでないことからOSアップデートに消極的なユーザーの使用するパソコンに、コンピュータウイルスへの感染が多く見られたが、2005年前後から日本や欧州等の一般家庭内にあるパソコンからの攻撃が観測されるケースも増加し、コンピュータウイルス発信元の遷移と同様の傾向がみられる。
多くの場合DDoS攻撃は、悪意あるプログラマが作成したDDoS攻撃のプログラムを、不特定多数のサーバーやパソコンで、それらコンピュータのユーザー(所有者)が意図しないところで実行していると見られ、ネットワークに接続している全てのコンピュータが踏み台となる可能性があることを意識すべき、というのがコンピュータセキュリティ専門筋の共通見解である。
一方、一度標的にされてしまうと、遮断(アクセス禁止)すべき対象の通信が広範囲に及ぶことから、正式な利用者までもが不利益を被ってしまうため、現時点でこれらの攻撃を完全に防御する方法は容易でない。
これらの攻撃の加害者とならないため、ネットワークに接続するコンピュータにセキュリティホールを残さないことが、コンピュータ利用者に求められている。
・荒らしプログラム
 荒らしプログラムとは、主にWeb掲示板を荒らすために作られたプログラムを指すが、内容としてはHTMLの解析やHTMLFORMの送信機能を備え、連続投稿を可能としたHTTPクライアントで、DoS攻撃プログラムに準じている。
後述するF5アタックがWebブラウザからのGETメソッドによるhttpアクセスしか出来ないのに対し荒らしプログラムは様々なメソッドにおいてのアクセスを可能としている。また前述したDDoSに準じ、踏み台となったサーバーからの一斉攻撃を行うものもある。
少しHTMLの知識があれば使える物や、アドレスを入力するだけで使えるようになる(自動解析)ツールも存在する。
主にPerlによって記述されるが、これも踏み台とされたサーバーでの利便性を考えたものである。
・岡崎市立中央図書館事件
 DoS攻撃とは到底呼べないような通常のクローラが原因であっても、サーバーシステムに不具合があり通常動作さえままならない状況のシステムであっても、運悪く機能停止した事態に陥った場合には逮捕勾留に至ることもある。2010年8月時点では図書館のシステムに致命的な不具合があったことが判明しており、いわゆる「ハズレくじ」を引いても逮捕されてしまう。その状況を認めていない警察、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)、岡崎市立中央図書館の3者に対し非難が集まっている。 この事例の法的な見解については、2010年7月時点では未だ議論の対象となっている。


ハッカー文化とライフハック その9 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

DoS攻撃

DoS攻撃(Denial of Service attackとは、サーバーなどのネットワークを構成する機器に対して攻撃を行い、サービスの提供を不能な状態にすることである。

別名として、サービス停止攻撃、サービス拒否攻撃、サービス不能攻撃、サービス妨害攻撃などがある。

・概要

DoSはネット上のトラフィック(通信量)を増大させ、通信を処理している回線やサーバーの処理能力(リソース)を占有することで、システムを使用困難あるいはダウンさせたり、その過負荷によってサーバーの機材そのものを誤動作させたり破壊したりする。 おおよそのイメージとしては、ターゲットの持つ電話機に無言電話やいたずら電話を大量に発信して、ターゲットが正常に電話機を使用(受・発信)できないような状態を考えると理解しやすい。

これらの攻撃には大きく分けて、サーバーなどネットワーク機器のセキュリティホールを狙った攻撃と、単純にネットワーク機器に対するアクセスを極端に増やして負荷をかける方法とがある。技術的には単なるトラフィック増大だけではなく、リクエストを送信後、意図して通信を中断、コンピュータネットワークの仕様として規定されている「情報を小分けにして、双方向通信で対話しながら情報をやり取り」しているサーバーの「現在進行中のリクエスト応答」を大量に発生させることで、サーバーの応答機能に用意されたリソースを使い切る方法もある。この場合の対策として、ほとんどのサーバーでは一定時間を経過した「現在進行中のリクエスト応答」は自動的に破棄されるように設定されている(自動的にリソースを確保する)。しかし、破棄を決定する時間があまりに短く設定されている場合には、通信回線の状況によって遅延が発生している場合に、正式な利用者に対しても時間切れによる通信セッションの破棄が発生するケースもある。

DDoS攻撃

StacheldrahtによるDDoS攻撃の概要(下図参照)

まず攻撃者はハンドラーに指令を送る。ハンドラーは攻撃用コンピュータへ攻撃命令を送り、攻撃用コンピュータが目標に攻撃を加える。ハンドラー及び攻撃用コンピュータは不正プログラムに乗っ取られたコンピュータである
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DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attackとは、踏み台と呼ばれる複数のコンピュータが、標的とされたサーバーなどに対して攻撃を行うことである。別名として、協調分散型DoS攻撃、分散型サービス拒否攻撃などがある。

 単一のホスト(通信相手)からの攻撃であればそのホストとの通信を拒否すればよいが、数千・数万のホストからでは個々に対応することが難しい。そのため、通常のDoS攻撃よりも防御が困難であり、攻撃による被害はDoS攻撃よりも大きくなると考えられる。攻撃を受けたサーバーには踏み台となったコンピュータが攻撃主として認識される。 


ハッカー文化とライフハック その8 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

・フィクションに登場するクラッカー

 2_CUL_3_6.jpgフィクション上では、「ハッカー」と呼ばれることが多い。

あくまでフィクションの中での悪役側のクラッキングは現実同様犯罪行為として扱われるが、物語の主役や主役の協力者がクラッカーである場合、犯罪者やテロリストが所有するコンピュータへのクラッキングが中心となる者や、不正を働く体制側のコンピュータをクラッキングする者など、アンチヒーローとして扱われることもある。

・有名クラッカー

ケヴィン・ミトニック

1995215日、FBIに逮捕された、ブラックハットハッカー史上もっとも有名なハッカーの一人。米国の複数の州にまたがるネットワークに不正侵入した廉(かど)で実刑を受けた初のハッカー。指名手配中、顔写真を公開されたハッカーとしても初。起訴内容は多数に渡り、企業の機密データや2万件以上のクレジット番号の不正入手、電話交換機の遠隔操作など様々。コンピュータセキュリティの専門家として知られる下村努の協力で逮捕される。逮捕から20031月の保護観察期間終了までインターネットの使用が禁止されており、2003121日に出演した生放送番組「Screen Savers」で8年ぶりにネットサーフィンを体験した。ミトニックが収監された当時のWebは大半がテキストベースであり、最後に使ったブラウザは「モザイク」の初期バージョンであったため、番組中で自身の情報を検索するにもブラウザ操作に四苦八苦する上、ポルノサイトのポップアップ広告の洗礼を受ける。フラッシュプラグインをダウンロードするには他の出演者の助けを借りなければならなかった。

ロバート・T・モリス

1988112日、世界初のインターネットワーム(モリスワーム)を作成。世界中の数千台のコンピュータが感染し、ほぼ丸1日に渡ってインターネットをダウンさせた。Morris WormVaxおよびSun製コンピュータ上の複数の脆弱性を利用する初の自動ハッカー用ツールとしても知られる。

ジョン・ドレーパー

シリアル食品の「キャプテンクランチ」(Cap'n Crunch)におまけのホイッスルだけを利用して電話会社のシステムハッキングしたことから、Cap'n Crunchの通り名で呼ばれる。ホイッスルが出す2600Hzの音で電話会社の内部認証システムに侵入。料金を発生させずに長距離電話を使用する方法を発見。ホーンフリーキングの祖に加えて、ジョン・ドレーパーは恐らくIBM PC向けの初のテキストエディタの作者としても知られる。現在はスパムおよびハッカー対策向けシステムやPC向けセキュリティシステムを開発するベンチャー企業を率いている。


ハッカー文化とライフハック その7 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

クラッカー(コンピュータセキュリティ)

クラッカーは、コンピュータネットワークに不正に侵入したり、破壊・改竄などの悪意を持った行為、すなわちクラッキング(悪意を持ったハッキングを行う者のことである。

・概要

クラッカーの多くはアマチュアであり、往々にして愉快犯的にコンピュータにダメージを与えて喜ぶ稚拙な精神性が窺えるが、ある種のフラストレーション発散の発露であるケースも散見され、その多くは多感な少年だと思われている。特に技術程度の低い向きには、他のクラッカーが製作した攻撃用のプログラムやスクリプトを利用して、興味本位でクラッキングを行う者もあるが、これらは更に軽蔑され得る対象として、スクリプトキディ(ソフトやスクリプト使いのお子様)という呼び方もある。

現在では企業のコンピュータシステムのセキュリティを検査するため、依頼されて意図的にシステム侵入を試みるプロフェッショナルのクラッカーも存在するとも言われるが、これらは後述の通り、ハッカーの範疇に含まれると考えられている。

2_CUL_3_7.jpg なお、行為としてのクラッキングに関しては、通信機器やコンピュータ製品のメーカーが、自社製品の安全性をアピールする意味で懸賞金付きで、または技術的競技としてクラッキング・コンテストが開催されることもある。

図の出典先:

http://www.meidensha.co.jp/pages/tech/tech01/review-200606/images/foreword-200606-0002_1-480x400.png

・ハッカーとの区別

クラッカーは「コンピュータ技術に長けている者」という意味で混同されやすいが、その技術を生産(善意)的なことに利用するハッカーとは区別される。しかし、マスコミではクラッカーのことを「ハッカー」と呼んでおり、「ハッカー」=「悪」というイメージが刷り込まれているのが現状といえる。

そのため、正しい意味でのハッカーから批判の声が上がっている一方、専門用語としての「ハッカー」と、マスコミ用語としての「ハッカー」は別なものとして共存していても良いという意見もある。

正しい意味でのハッカーをホワイトハットハッカー、クラッカーをブラックハットハッカーと呼ぶこともある。

・プロクラッカー

一般的なクラッカーのイメージとは別に、主にロシアやハンガリーといった旧共産圏において、大学(院)において情報系を専攻したものの、自国に十分な職の受け皿がなく、就職するまでの繋ぎ・あるいは本職としてクラッキングを行うプロのクラッカーが存在する。主な仕事として銀行から情報を盗み出したり、クライアントの敵会社から機密情報を持ち出すといった非合法な活動であることが多い。

彼らの技術力は極めて高度であると言われ、稚拙なスクリプトキディとは一線を画している。また、その技術力が買われ、警察に逮捕されたり、クラッカーを卒業した後、アンチウイルスソフトウェアを扱う会社や国家の情報局などに勤めることが多い。

プロクラッカーの一部は、IRCや会員制のウェブサイトなどでお互いに情報を交換しており、そういった場所から流出した一部のツールや情報がスクリプトキディに利用されている。また、上記のロシアではクラッキングを学ぶ専門学校まで存在している(表向きはセキュリティを学ぶ学校)。


ハッカー文化とライフハック その6 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

クラッカー crackerkracker

2_CUL_3_6.jpg 情報の破壊や不当な複製、アクセス制御の突破など、不正な利用を行う者に対する総称。主にコンピュータウイルスのような不正行為を目的とするアプリケーションを作成したり、リバースエンジニアリングを悪用する場合は、クラッカーに含まれる。なお、リバースエンジニアリングを悪用する者を「kのクラッカー」として区別する場合がある。

アタッカー attacker

 アクセス制限の突破やその制御機能の破壊を特に好むクラッカー。インターネット上のサーバー等のバグを不正目的において探す者、DoS攻撃などの物量攻撃を行う者などを指す。

ヴァンダル vandal

 アタッカーのうち、広義の荒らし(ヴァンダリズム、vandalvandalism)をする者をこう呼ぶことがある。インターネットなどのネットワークを主な標的とし、機能そのものを直接的に破壊するのではなく機能(含まれる欠陥を含む)をそのまま使って情報のやり取りを阻害する者。DoS攻撃やメールボム、スパム投稿などを行う。後述するスクリプトキディであることも多い。

フリーカー phreaker

 電話回線に精通するクラッカー。送話器から一定の周波数を送信したりクレジットカードを悪用したりして不正な通話を行う者などを指す。

スクリプトキディ script kiddy

 不正行為において、他者の真似事を好むクラッカーの総称。不正目的に作成されたアプリケーションの利用者、不正に複製された商用アプリケーションの複製者及び配布者など。マスコミで報道される多くの事件においての首謀者は、往々にしてスクリプトキディであることが多く、後述するワナビであることも多い。

ワナビ wannabe

 コンピュータのうち、特にパーソナルコンピュータにおいてのハイレベルユーザーであるとともに、不正行為にある程度興味を持つ人物、もしくは知ったかぶりをするような人物。元は、「ハッカーになりたがる馬鹿」("I wanna be a hacker")から。日本語における俗語の「厨房」に近い意味合いで使われることも多い(この場合は、より蔑称的なヌーブ noob が使われることが多い)。不正に複製されたアプリケーション等の利用者、匿名コミュニティにて活動する自称ハッカーなど。

ニュービー newbie

 コンピュータ技術に興味を持ち始めた素人・学習者。「ワナビになったばかりの馬鹿」( new wannabe )もしくは「新米」( new boy )から転じた。さらに転じてnewbnoobとも呼ばれる。ニュービーの中には好奇心からハッカーコミュニティで取るに足らない質問を連発する人がいる。これに対する対応はハッカーによって異なり、無視したり軽蔑したりする人もいれば、時間をかけて質問につきあう人もいる。その末路も様々であり、中途半端な知識の習得で満足してワナビと呼ばれるようになる人もいれば、きちんと知識を習得して正真正銘のハッカーになる人もいる。

ブラックハット

 悪意を持ち、クラッキングを行うハッカーのことを言う。

ホワイトハット

 善意を持ち、企業を守るハッカーのことを言う。


ハッカー文化とライフハック その5 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

ハッカーの本来の意味

上記に述べたハッカーの表記においては、国際的に様々な場で「本来の意味」が問われることがある。しかしながらこうした討論を巻き起こすのは、実際にはハッカーでも何でもない自称ハッカー(往々にしてスクリプトキディやニュービーであることが多い)であり、また多くの場合この論議は、技術者をハッカーとクラッカーに二分した主観において行われ、実際に犯罪性を持つ事件と関わった人物の立場を考慮する事が行われない点においても、そうした討論自体が無駄であるという声も高い。

2_CUL_3_5.jpg日本において名の通ったアリス・リデルは自著の中で「自分はハッカーではない」と述べるが、アリス・リデルを取り巻く様々な人々からはハッカー、クラッカー、スクリプトキディ、荒らしなど、様々な呼ばれ方をしているケースなど、良い事例である。

また、「How To Become A Hacker」(ハッカーになるための方法)の著作者であるエリック・レイモンドによると、「ハッカー」とは何かを創造するものであり、クラッカーとは何かを破壊するものであるとのこと。また、「ハッカー」であることを声高に名乗るものほど「クラッカー」である可能性が高いとも語っている。

・類語

ハッカー hacker

オールマイティに様々なコンピュータ技術に通じる人々の総称。クラッカーの誤用で用いられることからネットワークの知識に秀でている人物を指すと誤解している人がいるが、ソフトウェア設定(レジストリや応用ソフトの設定ファイル・隠し機能など)プログラミングなど他の分野で高い知識を有している人物ももちろんハッカーである。また、知的好奇心でリバースエンジニアリングなどを行う場合はまだハッキングの範疇である。ハッカー以上の技術者を ウィザード wizard グル guru と呼称する。Linuxカーネルの開発者 リーナス・トーバルズは、しばしばグルと呼ばれる。クラッカーと混合されており、その区別のため生産的な(善意的な)ハッカーをホワイトハットハッカーといいクラッカーをブラックハットハッカーと区別することがある。


ハッカー文化とライフハック その4 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

ハッカー

ハッカー (hacker) とは、コンピュータや電気回路一般について常人より深い技術的知識を持ち、その知識を利用して技術的な課題をクリア(なかったことに)する人々のこと。細かく分類すると、ギーク (geek)ウィザード (wizard)クラッカー (cracker) などもある。

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・概要

HACKERS』(Steven Levy著)などによると、一説には hack (日英米ではハッカー、その他の国々ではしばしばヘイカー、ハーケル、ヘイケルと発音)という言葉が現在と近い意味で使われ始めたのは、1960年代、マサチューセッツ工科大学の鉄道模型クラブにおいてであると言われている。現在ではコンピュータ技術に長けた人物のことを指す用法がほとんどだが、もともとこの単語には本来「雑だけど、巧く動く間に合わせの仕事をする」、「斧ひとつだけで家具を作る能力のある職人」というニュアンスで日常生活でも一般に使われるものだった。

この言葉は石橋を叩いて渡るような堅実な仕事ぶりとは対極に位置するもので、機転が利いてちょっとした仕事を得意とする人物を hacker と呼ぶ。それゆえにこの言葉は、大規模な開発プロジェクトを何年にも渡って指揮してきた優秀なソフトウェア技術者に対して使用されるものではない。ハッカーとは極めて個人的な属性に基づいた呼称であり、その人物の間に合わせのアイデアや閃きを重視した言葉である。

黎明期のインターネットなど昔のネットワークでは、あえてセキュリティを突破し、侵入した証拠を残すなどの方法で相手にセキュリティーホールを知らせるなど、義賊的な互助精神的文化が存在していた。この事もあり、当初ハッカーが行う行為には、技術的知識を利用してネットワークのセキュリティを突破したり、コンピュータウイルスを作成したりすることも含まれていた。しかし、情報化社会の急速な進展に従って、悪意のためにそれらの行為を行う者が増え、社会的に問題とされるに至った今日では、この様な行為をする者を「ハッカー」と呼ぶのは誤用とされ、コンピュータを使って悪事をはたらく者をクラッカーと呼んで区別することで、ハッカーという呼称を中立的な意味で再定義しようとする試みが盛んになった。しかし、クラッカーと呼ぶにふさわしいネットワーク犯罪者が、新聞などマスメディアにおいてカタカナ語のハッカーと表記されてしまっているのが現状であり、またこのような試みを行う者自身がハッカーではない点、さらにそれらの人々が自分の主観のみにおいてハッカー像を語る場合が多いため、再定義に成功しているとは言えない。中国においては意味と英語の音声を訳したもの黒客(読みはヘイカー)という漢字が一般的に使われている。

クラッキングの元祖は、1970年代にアメリカの公衆電話回線網の内部保守システムに介入する方法を発見した「キャプテンクランチ」ことジョン・T・ドレーパーであると言われているが、正確にはコンピュータへのクラッキングではない。しかし、所有者である電話会社に無断で電話通話料を払わずに公衆電話回線を利用することは、セキュリティの意識が低い所有者自身にも問題があるとはいえ、このようなクラッキング行為自体は不法であるとの解釈もある。


ハッカー文化とライフハック その3 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

Lifehack(ライフハック)

LifeHack(ライフハック)は、情報処理業界を中心とした「仕事術」のことで、いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼としたテクニック群である。ハッカー文化の1つ。

・概要

 2_CUL_3_3.jpgこの言葉は、2004年ごろから使われだしたもので、米国のテクニカルライターであるダニー・オブライエンの考案による。

これはいい意味でのハッカーやギーク(技術に対してマニアまたはおたくないしフェチな傾向にある者)でもトップクラスのもの(いわゆるウィザードグルと尊称を贈られる者たち)の過剰ともいえる生産性の高さの秘訣として、様々な手法が紹介され、日本では2005年春頃から技術者筋や技術愛好者筋を中心に関心を集めるようになった。

方法論としては自身の生活や仕事のスタイルにおいて「気の利いた手段で、もっと快適に、もっと楽して、もっと効率良く」という方法を追求して行くことに他ならないが、これをコンピュータやシステムを解析し追求するように体系化していったものがいわゆるLifeHackである。この中にはコンピュータを使いやすいように工夫するというものから、ガジェット(気の効いた小物・小道具)を使いこなす、さらには人間の生理機能上で効率良く作業するための方法論(人間工学)など多岐に渡る。

例えば、「繰り返し作業になりやすいExcelでの打ち込み作業をVBAやマクロを使用することで作業を最小化」「UNIXOSの環境構築や設定をシェルやスクリプトなどでオートメーション」など実作業における作業時間短縮の工夫から、「昼休み中などに、いかに上手に机に突っ伏して寝るか」といった、作業者の生理的観点における工夫もLifeHackの範疇である。1520分程度の昼寝が午後の仕事の効率を上げることが示されている。このシエスタ的習慣は、2000年代に入って集中力や認識力・気力の回復に効果があるという報道も増え、首都圏のオフィス街を中心に「昼寝スポット」を提供するサービス業態も増加傾向が見られる。

ただし、長過ぎる昼寝は不眠症の原因になるなど問題もあるほか、日中極度の眠気を催す場合は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある。近年の日本では簡便なコンビニなどで申し込める在宅健康診断のサービスもあるが、あまりに睡眠の満足感が得られない場合は、専門医への相談が勧められる。

 


ハッカー文化とライフハック その2 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

2_CUL_3_2.jpg日本では、サイバー・ノーガード戦法と揶揄されるに至ったコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の個人情報漏洩事件において漏洩状況をカンファレンス上で実データを公開してしまった研究者や、ファイル交換ソフトウェアのWinnyを制作・配付した作者が著作権侵害幇助に問われたことから技術手法の開拓と司法上の責任に関して議論となり、通信・情報処理技術者などを巻き込んで検察側と全面対立、また同ソフトウェアのネットワークに依存するマルウェア(ワームプログラムの一種・Antinny参照)の蔓延に伴う個人情報漏洩事件の多発で社会問題化したケースが知られている。

・類型

一般にハッカーと広く目される人には、一定の顕著な共通点が見出される。

・趣味

気分転換に思い切った活動をする優れたハッカーも多く、そのライフスタイルは多くのハッカーに感銘を与えている。料理・サイクリング・家の修理(ペンキ塗り等)・庭弄りといった素朴な気分転換を好むハッカーは多い。

・社会性

アメリカでは様々な趣味嗜好に関するコンベンションが開催されているが、これらコンベンションへの参加は、ハッカー人種にとっては重要視されるイベントである。中にはこのコンベンションに参加するためだけに、大陸横断ヒッチハイクを行うハッカー人種もある程で、このコンベンション好き気質は、アメリカ以外のハッカー文化にも顕著に見られる(日本国内も同様である)。これらコンベンションでは、非常に多岐に渡る交流が行われ、この際に取り交わされた口約束から、ハイテク関連企業が勃興することも珍しくはない。

・関連文化

サブカルチャー

ヒッピー文化

1970年代から1980年代に掛けて活躍し、現在では指導的立場に居るグルやウィザードの敬称をもって語られるハッカーには、当時大学において盛んに持て囃されたヒッピー文化の影響を色濃く受けた者も少なくない。

モンティパイソン

モンティパイソンのコメディネタを引用した技術用語としてspamが広く使われるなど、ハッカー文化や情報処理技術の発展に、少なからぬ影響を与えている。またプログラム言語のPythonは、このコメディグループ名から来ている。

おたく

日本のおたく文化は、非常にコンピュータ方面との親和性が高く、日本のハッカー文化には、多分におたく文化の影響が散見される。


ハッカー文化とライフハック その1 [カルチャー]

出典:フリー百科事典 Wikipedia

ハッカー文化

ハッカー文化とは、主にアメリカの学生やコンピュータ技術者を中心に引き継がれている、テクノ・サブカルチャーである。特にハッカー人種が好む他の文化媒体を含むこともあり、コンピュータ関連の製品や技術の名称に、オカルト・コメディ・ジョークなどからの引用が見られることもある。

CC0_001.jpg

・概略

ハッカーとはコンピュータや電気回路一般について常人より深い技術的知識を持ち、その知識を利用して技術的な課題に対して最小限の手間で最大の効果を生み出す人々のことである。たとえばコンピュータに没頭して熱心にプログラムを組む者などはハッカーと呼ばれる。それらの人々は、概ね平均的なアメリカ国内のサブカルチャーへの興味が見られる一方、ある種独特の矜持・嗜好・ライフスタイルを伝統的に引き継いでいる。この文化形態の発生にはコンピュータが欠かせない事もあり、その遷移はしばしばコンピュータ史と不可分である。

ちなみに電子・情報処理技術に傾倒するHackerの他に、工学技術でも電子・電気工作に傾倒する向きをGeek(ギーク)と呼ぶが、これらもいわゆるHackerの一員と見なされる。

なお現在、マスメディア上で「コンピュータを使い、不正侵入や改竄を繰り返す人」という意味で使われている表現である所のハッカーもまた、これら文化を踏襲しようとしているが、元々の意味でのハッカーからは「低俗で、似て非なる、鼻持ちならない、ただの跳ね返り」と忌み嫌われ、クラッカースクリプトキディという蔑称を与えられたりしている。だがそれらクラッカー等も、ハッカーを標榜し、その文化に依存していることもあり、彼らもまた、ハッカー文化の担い手である。

[注

Crack=「砕く・欠く・こじ開ける」という意味から、何等かの完成された存在やプログラムを、壊したり台無しにして中身を盗もうとする輩を指した人間類型

[注

他人の作ったクラックツールを悪用してコンピュータの不正操作を行う輩を指した人間類型。ツール使い

・特徴と傾向

ハッカー文化の最も特徴的な一端は、非常に直感的である事を良しとする部分である。例えば同じ動作をするプログラムを作るにしても、直感的に・感性でプログラムを興し、それを元に発展させていく。今日の大規模なプログラム開発では、このような手法は共同作業する同僚や、後々メンテナンスする他人に、余計な労力を強いる事にも繋がるため、一般には非能率的であると推奨されない方法論ではあるが、個人的な興味で一人、または同好の士が少人数にてプログラムを製作する際に驚異的な能率を発揮する。

この過程を経て、直感(程度によっては霊感と形容しても良い)的で優秀なハッカーは神格化され、そのライフスタイルは触発された他のハッカーに伝染する。詰まる所強烈な個性に起因する優秀なハッカーのライフスタイルは、1960年代のヒッピー文化の影響や1970年代のテレビのシリーズドラマによって顕著な方向付けが成されていることも多く、時に非常にマイナーなサブカルチャー文化が異常に盛り上がりを見せることもある。

その一方で、ハッカー文化の根底には、親切で大らかな博愛精神が脈々と息づいており、時に宗教的ですらある。その原因は、他人に影響を与え得るハッカーの多くが、その実において人間的にも親しみやすく、技術を独占するよりも広く共有して、皆で大いに楽しみたいとする奔放さを持っていることにあると思われる。

往々にして意固地で他人の知識を吸収しても他人には与えたがらない種類な人間のライフスタイルは、他人の嗜好の問題から単純に広まり難いだけではなく、そのような人間の周りには人も金も知恵も集まらずに素通りしてしまうために能力的上限が発生して、あまり注目されない結果に陥る可能性も考えられ、結果として選択的に博愛精神が培われたと思われる。

なお、おおらかな奔放さが、逆に問題を起こす傾向を含むのも否定しきれず、実際問題としては、社会的道義を逸脱して自己の知識欲を追求した結果、公共のコンピュータシステムにダメージを与えてしまったり、セキュリティ上の欠陥を証明して見せるために、企業サーバー内の非公開情報を公開してしまい、企業と係争関係に陥るハッカーも居る。2001年には米国内でも著名な放浪ハッカーであるエイドリアン・ラモが、複数企業のWebサーバに侵入、その問題点と改善方法を企業側に提供するという事件を起こした。同事件に関して、一部のネット関連企業は感謝の意思すら表明したほどだが、ニューヨーク・タイムス・デジタル社が、自社社員やコラムニストの個人情報にアクセス可能な部分にまで侵入していた事で訴え出て、FBIから逮捕状が出される事態となった。後にラモは保釈金を支払って保釈されている。


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